A14 人称代名詞単数

Mi estas japano.
私は、日本人です。


音声読み上げ

Masato: Mi estas japano. Kaj vi?
Tibor: Mi estas hungaro.

まさと:私は、日本人です。そして、あなたは?
ティボール:私は、ハンガリー人です。

★人称代名詞の主格“~は”(単数)を覚えましょう。
*文の主語になる語の形を主格と言います。

 一人称  mi  わたしは
二人称  vi  あなたは
三人称  li  彼は
三人称  ŝi  彼女は
三人称  ĝi  それは

三人称は、すでに話題に上った名詞の代わりにつかいます。 Akiko

★「~は、(       )です」の文を覚えましょう。

Mi estas
~です。
japano     japana

hungaro    hungara

Vi
Li
Ŝi
Ĝi tablo (テーブル)
「~です」は、人称に関わらず、estas です。 Akiko

japano 日本人/ hungaro ハンガリー人/ kaj そして、~と~/ ĉino 中国人/ koreo 朝鮮人、韓国人/ francino フランス人(女性)/ usonano アメリカ人/ dentisto 歯科医/ artisto 芸術家/ seĝo 椅子/ nova 新しい/ tablo テーブル/ franco フランス人


練習問題

(  )にあてはまる単語を書いてください。

① 私は、日本人です。      mapo
(   ) estas japano.

② あなたは、中国人です。
(   ) estas ĉino.

③ 彼は、韓国人です。
(   ) estas koreo.

④ 彼女は、フランス人です。
(   ) (      ) francino.

⑤ あなたは、アメリカ人です。
(   ) (     ) usonano.

⑥ 私は、歯医者(dentisto)です。  dentisto
(   ) (     ) dentisto.

⑦ あなたは、芸術家です。 artisto
(   ) (     ) artisto.

Tio estas seĝo. それは椅子です。 segho
それは新しい椅子です。
(   ) estas nova seĝo.

Tio estas tablo. それはテーブルです。
それは大きなテーブルです。
(   ) (    ) granda tablo.

⑧⑨で、これ・それ・あれ・そのことと指し示すtioと、すでに話題に上った名詞の代わりのĝiとの違いに注意しましょう。


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・解答PDF → A14解答解答PDF

「A14 人称代名詞単数」への4件のフィードバック

  1. 昨今、いわゆるLGBTQ懸案でQ(クィア)の存在が広まりつつあります。その人々によると、(社会的な)男性にも女性にも属さない新たな性でありたい意志を持っているそうです。その意志を鑑み、その人物(単数)を文中で指し示したい場合には、どのように表現するのが適切でしょうか?

    1. 質問を捕捉します。
      そのような人物の性別を伴いたいのではなく、真逆に「性別」を無視する単数の人物として指し示したいことを意図します。
      幸いにも日本語では、例えば「その人」という表現ができます。これを文字通りにエスペラントへ置き換えれば、”tiu persono”もしくは”la persono”になるかと考えます。”persono”は性的に中立な単語ですので、ひとまずこの懸案を避けられるかも、と考えたりもしています。

      1. takeさん
        tiu persono, la persono, あるいはtiu homo などは、間違いではありませんが、より簡潔に、tiu(その人) で十分でしょう。 また、単数代名詞のĝiを使うのも良いですね。
        もともと男女の区別がないbebo(赤ん坊)などはĝiを使います。 地位・役職、たとえばurbestro(市長), prezidanto(会長)などは 伝統的にはliを使っていましたが、最近はĝiを使うことも多いです。

        1. ご回答、ありがとうございます!
          仰るとおり、単に “tiu” (または同系の -u 語尾相関詞)を用いた時には、特に断りなければ “persono” が直後に暗示されますね (^^;)

          以下、個人の見解です。
          代名詞 ĝi は「幼子または人間以外の物事」を指し示す印象があります。それ故に、成人を指し示そうと考えた場合に私はやや抵抗を持ちます。
          一方、ある文法解説書において(他から話題を持ち込むことに失礼致します)、代名詞 li は「男性または性別不明の人物」を指し示す、と説明されていました。本事例で「性別不明(不問)」である故に代名詞 li が適すると私は理解したものの、どういうわけか世間(特に欧州諸語話者の間)では、その代名詞が「男性」である印象を持つ故に不適だ、という意見も耳にします。
          いずれにせよ、代名詞の過多な使用によって結果的に支離滅裂な表現にならないよう、心がけます。

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